高知県西南部に位置し、豊富な山林資源と日本最後の清流四万十川、南東部は太平洋に面しており、自然環境に恵まれています。
四万十市は旧中村市と旧西土佐村が平成17年4月10日合併して誕生しました。
四万十市は旧中村市と旧西土佐村が平成17年4月10日合併して誕生しました。
四万十川は全長196km、本流に大規模なダムが建設されていないことから「日本最後の清流」また柿田川(静岡県)・長良川(岐阜県)ともに「日本三大清流の一つ」と呼ばれています。名水百選、日本の秘境百選にも選ばれています。
旧中村市の中心街は土佐一条氏により、支配していた時代に京都を模して基盤の目状に区画されており、「土佐の小京都」と呼ばれています。内陸部では夏の暑さが厳しく、北西からの風が吹くとフェーン現象に加え、太平洋からの海風も入りにくくなるため高温になりやすい地域です。
SHIMANTO
四万十市の概要
人口 | 32,694人 |
世帯数 | 14,844世帯(令和2年国税調査) |
面積 | 632.29平方キロメートル |
四万十市の観光地
沈下橋
緑の山々、青い空、青い四万十川、そして沈下橋という風景は観光ポイントになっています。
保存対象に指定された沈下橋は48本にも上ります。増水時に橋が水中に沈下するように設計された欄干のない橋のことです。
水の抵抗を受けにくくするためや、木などが引っ掛かり水の流れが悪くなることを防ぎ、さらなる川の氾濫を避けるために造られています。
安並水車の里
四万十市の自然
市の木「柳」
四万十川流域に群生しているのはアカメヤナギです。
枝垂れ柳はしなやかな緑の小枝が風になびかされ、清流のせせらぎに映え、清流四万十川にふさわしいことから市の木となりました。
市の花「藤」
市内一円に群生し、開花とともに柔和な春の訪れを市民が感じます。垂れ下がる花弁は、室町時代に四万十市域を支配していた一条文化の象徴でもあることから市の花となりました。
京都の「葵祭り」になぞらえ、清流四万十川を中心とする自然に感謝すると同時に、土佐一条氏歴代に感謝する祭りとして平成4年より「藤祭り」が始まりました。
室町時代の色とりどりの衣装を身にまとった参加者が市内を練り歩きます。
市の魚「アユ」
早春に稚魚が四万十川の河口に群れで遊泳し、上流へと遡上します。
勢いある流れの中で、力強く泳ぐ姿は、未来に向け躍進する新市四万十市を象徴するのにふさわしいことから市の魚となりました。